前回に引き続き、インフラ系の職種についてご紹介します。
今回は、その中でも「セキュリティエンジニア」と「データベースエンジニア」と「クラウドエンジニア」の特徴について解説します。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアとは、名前のとおり情報セキュリティを専門とするエンジニアです。
セキュリティに配慮したシステムの構築やネットワークの提案、設計などを行います。
ただ、セキュリティのみの仕事というのはあまりなく、多くの場合システム開発やインフラ構築におけるあらゆる場面でセキュリティ要件について検討することになります。
【業務内容】セキュリティの設計
【必要なスキル】OSの知識、セキュリティの知識、アプリケーション開発の知識
データベースエンジニア
データベースとは、決められた規格で保管されたデータの集合体です。
データベースエンジニアは、データベースの設計・構築・運用を行うエンジニアです。
大量データを扱う際のチューニングなど適切な方法で運用することも求められます。
セキュリティエンジニアと同様、データベースはアプリケーションとの連携して使用するため、開発系のエンジニアがデータベースの知識を習得し対応することも多いです。
【業務内容】データベースの設計、データベースの構築、データベースの運用・保守、データベースのインストール・最適化
【必要なスキル】SQLの知識、データベースに関する知識、データベースを扱う製品知識、データベースのチューニングに関する知識
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウド環境上のサーバの設計・構築・運用・保守を行うエンジニアです。
アマゾンが提供するAWS(Amazon Web Services)やマイクロソフトが提供するAzure、グーグルが提供するGCP(Google Cloud Platform)といったクラウドサービスを使いこなすための知識や経験が必要です。
多くの企業が自社にサーバを持たずにクラウドサービスを利用するようになってきているので、需要が伸びている職種です。
【業務内容】クラウド環境上のサーバの設計、クラウド環境上のサーバの構築、クラウド環境上のサーバの運用・保守
【必要なスキル】AWS、Azure、GCPなどのクラウドサービスに関する知識、サーバやOSに関する知識、ミドルウェアの知識、ネットワークや通信の知識、セキュリティの知識
次回も引き続きエンジニアの職種について紹介したいと思います。